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三輪そうめんはどこで誕生した?

三輪そうめんは名前の通り、奈良県桜井市三輪地方で生まれました。

現在の主な生産地は、奈良県桜井市三輪地方だけではなく、織田、巻向などでも作られています。

水のキレイな、初瀬川、巻向川、寺川、栗原川が流れている水域となっているエリアで三輪そうめんは誕生しています。

三輪そうめんは、そうめんの原料となる良質な小麦が栽培されている三輪地方を中心に、そうめんの製造工程にあるそうめんを乾燥させる時に必要な奈良盆地からふく「おろし」という季節風が必要なこと、寒い季節の晴天日が多いことなどいくつかの条件をしっかり満たしてる地域であることが重要です。

また、夏は柑橘類などを栽培している農家が、農閑期を利用して三輪そうめんを製造しているという背景も、この地域ならではかもしれません。

そうめん製造業者は、最盛期となっていた明治30年頃以降には300業者ほどありましたが、現在ではその1/4程度まで減少していますが、三輪そうめんは、原材料はもちろん、製造工程などの伝統をしっかり守り今も作られています。

三輪そうめんは、数あるそうめんの中でも、最高級品とも言われているのは、産地や製造工程などの伝統を守り続けているからかもしれません。

 

 

 

2019.08.20

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