三輪そうめんの特徴は?
三輪そうめんの特徴はコシと細さです。
そうめんには、かなりの種類がありますが、そうめんの種類によってコシなどの食感や太さなど微妙に違いがあります。
数あるそうめんの中でも、三輪そうめんと言えば種類によって驚くほどの細さのものがあります。
そしてその細さは、ただ細いというだけではなく、どんなに細くてもコシがありしっかりとした歯ごたえが残るのです。
なぜ、どんなに細くても三輪そうめんにはコシと歯ごたえがあるのか。その秘密は、三輪そうめんは寒い時期である11月~3月に製造時期を限定して作っているからなんです。
また、奈良盆地では、この季節ならではの「おろし」というとても冷たい季節風が吹き下ろしてくるため、天日干しされるそうめんは、この冷たい季節風のおかげでキリッと乾燥させることが可能となっていることから、しっかりとしたコシと歯応えのあるそうめんを作ることができるのです。
そうめんを天日干しする季節になると、三輪そうめんを作っているあちこちで、そうめんが天日干しされている光景を目にすることができるので、そうめん好きにはたまりません。
三輪そうめんは、そうめんの細さによってランクをつけており、細ければ細いほど高ランクの三輪そうめんとなっています。
2019.07.20